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【2026年版】こどもNISAとは?2027年スタート前に親がやっておきたい4つの準備

目次

「子どものためにお金を準備したいけど、何から始めればいいかわからない」という親御さんに、ぜひ知っておいてほしい制度があります。

2027年1月にスタートするこどもNISAです。2026年度の税制改正で法律が成立し、開始が正式に決まりました。ジュニアNISAが2023年に終了してから子ども向けの投資制度が空白になっていましたが、新たな形で復活します。まだ始まっていない今だからこそ、準備を整えておくことが大切です。

※2026年7月更新:法律の成立を受けて、確定した内容に記事を更新しました。

この記事でわかること

  • こどもNISAの基本的な仕組みと、意外と知られていない注意点
  • 積立をした場合のシミュレーション例
  • 2027年のスタートまでに今からやっておくべき4つのこと

こどもNISAとは?基本情報

項目内容
対象年齢0〜17歳
年間投資枠60万円
非課税保有限度額600万円
非課税期間無期限
買える商品つみたて投資枠と同じ投資信託のみ
買い方毎月コツコツの積立買付のみ(一括購入は不可)
引き出し原則制限あり(くわしくは下の注意点で)
開始2027年1月(確定)

通常の成人向けNISAと異なり、積立でコツコツ買う方法に限定されています。「長期でじっくり育てる」という使い方に特化した制度です。

積立シミュレーション:少額でもここまで育つ

「毎月そんなに積立できない」という方も多いと思います。少額でも長期間続けることでどれだけ育つか、シミュレーションで確認してみましょう。

月額期間元本利回り3%の場合利回り7%の場合
3,000円18年約65万円約86万円約129万円
5,000円18年約108万円約143万円約215万円
1万円18年約216万円約286万円約430万円

※シミュレーションはあくまで参考値です。将来の利回りは誰にもわかりませんし、実際の運用成果は保証されません。途中で元本を下回る時期もあります。

0歳から始めれば18年間積み立てられます。早く始めるほど複利の効果が大きくなるのが積立投資の特徴です。


始める前に知っておきたい注意点3つ

いいことばかりに見えますが、正直に言うと、こどもNISAには「知らずに始めるとあわてる」ポイントがあります。先にお伝えしておきますね。

1. 中学校に入るまでは、原則引き出せません

こどもNISAには引き出し制限があります。中学校に入学する年より前は、災害などの特別な事情がない限り引き出せません。中学校入学以降は、子ども本人の教育費や生活費のためなら引き出せるようになります。

つまり——小学生のうちに使う予定のお金(たとえば中学受験の費用)には向きません。その分は預金など、いつでも使える形で分けておきましょう。

2. 親が入れるお金は「贈与」になります

こどもNISAに親がお金を入れることは、税金の世界では子どもへの贈与にあたります。贈与税には年110万円までの非課税枠があるので、こどもNISAの年間枠60万円はその中に収まりますが、お年玉や他の贈与と合わせて110万円を超えないかは意識しておくと安心です。

3. 投資なので、減る時期も必ずあります

18年の間には、価格が大きく下がる年も必ずやってきます。「長く続ければ回復を待てる」のが積立投資の強みですが、元本保証ではありません。教育費の全部をこどもNISAに頼らず、預金と組み合わせるのが基本です。

18歳になったらどうなる?

こどもNISAの資産は、18歳になると自動的に大人のNISA(つみたて投資枠)に引き継がれます。手続きで迷子になる心配は少なく、子ども時代の積立がそのまま本人の資産形成のスタート台になる——ここは親として、いちばんうれしい設計だと思います。


2027年スタートまでに今からやっておきたい4つの準備

制度が始まってから焦らないよう、今のうちに準備を進めておきましょう。

準備①:毎月いくら積み立てられるか家計を確認する

「いくら出せるか」を先に決めておくことが、制度スタート後にすぐ動くための第一歩です。家計の固定費・変動費を見直し、無理のない月額を決めておきましょう。3,000円でも5,000円でも、継続できる金額が一番です。

準備②:つみたて投資の基本を学んでおく

こどもNISAで買えるのはつみたて投資枠と同じ投資信託なので、インデックスファンドの仕組みを理解しておくと安心です。「オルカン(全世界株式)」「S&P500」など、長期積立に向いた商品の特徴を事前に把握しておきましょう。

準備③:ジュニアNISA口座がある方は、扱いを確認する

2023年に終了したジュニアNISAの口座を持っている方は、残高と運用状況を確認しておきましょう。ひとつ注意したいのは、ジュニアNISAの資産がこどもNISAに自動で引っ越す仕組みは、今のところ用意されていないこと。ジュニアNISAはこれまでどおり18歳まで非課税で持ち続けられますし、2024年以降はいつでも引き出せるので、「持ち続ける」「引き出してこどもNISAの資金にする」を選ぶ形になります。

また、こどもNISAの口座をどの金融機関で開くかも考えておきたいところです。投資信託の品ぞろえの面では、ネット証券が有力な選択肢になると思います。

準備④:子どもと一緒にお金の話をする習慣を作る

制度を使うだけでなく、子ども自身がお金への興味を持てるような対話を始めてみましょう。「このお金は将来のために積み立てているよ」と小さなうちから伝えておくことが、金融リテラシーの土台になります。

なお、「そもそも親が子どものNISAをやってあげるのは、教育としてどうなの?」と迷っている方は、こちらの記事で私の考えを正直に書いています。 → 親が子どものNISAをしてあげるのは「教育に悪い」のか?元教員FPが悩んで出した答え


まとめ:完璧でなくても、始めることが一番大事

こどもNISAは2027年1月スタート。準備は今から始められます。家計の見直し、積立の知識習得、子どもとのお金の会話——どれも今日からできることです。

「完璧な準備ができてから」と待っていると、スタートが遅れてその分の複利を逃してしまいます。まずは小さな一歩から始めてみてください。

※この記事は2026年7月時点の情報にもとづく一般的な解説であり、特定の金融商品をおすすめするものではありません。制度の詳細は今後の政令等で変わる可能性があります。投資には元本割れのリスクがあります。

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