「株って難しそう…でもやってみたい」その前に知っておくべきこと
最近、ニュースやSNSで「株」「新NISA」「高配当」などの言葉をよく見かけませんか?
将来のために資産運用を始めたいと考えている方も多いと思います。
でも、「よくわからないまま買って、損をしてしまった」という声も耳にします。
私自身、初心者の頃は雰囲気だけで買って失敗したこともありました。
そこで今回は、株を買う前に知っておきたい最低限の基本知識を5つにまとめました。
これから株を始める方が安心して一歩を踏み出せるよう、できるだけわかりやすくお伝えします。
① 株ってそもそも何?「会社のオーナーになる」という感覚を持とう
株(株式)とは、簡単に言えば「会社の一部を所有する権利」です。
あなたが株を買うということは、その会社のオーナーの一人になるということ。
株を持つことで得られる主なメリットは以下の3つです。
- 配当金(会社が利益の一部を株主に分配)
- 株主優待(自社商品や割引券など)
- 株価の値上がり益(キャピタルゲイン)
つまり、企業の成長や業績向上があなたの利益にもつながる仕組み。
「応援したい会社に出資する」という視点で考えると、株式投資がぐっと身近になります。

② 株価はなぜ動く?値上がり・値下がりの基本の仕組み
株価は毎日動きます。値上がりもすれば、値下がりもします。
その理由はさまざまですが、主に以下のような要因が影響しています。
- 企業の業績(決算が好調/不調)
- 経済ニュース(景気、金利、為替など)
- 市場の需給(買いたい人が多ければ上がり、売りたい人が多ければ下がる)
このように、株価は常に変動する「リスク資産」です。
ただし、短期での売買にとらわれず、長期的な視点で企業の成長に投資することが大切です。

③ 口座開設と税金の話|特定口座・NISA・源泉徴収ありって?
株を買うにはまず、証券口座を開設する必要があります。
そして、口座の種類によって税金の取り扱いが変わります。
▷ 特定口座(源泉徴収あり):初心者におすすめ!
- 売却益や配当金にかかる税金(約20%)を証券会社が自動で処理してくれます
- 確定申告が不要になる場合が多く、管理がラクです
▷ NISA口座:税金がかからない制度!
- 一定額までの投資について、売却益・配当金が非課税になります
- 新NISA(2024年〜)は、投資枠が拡大し、より使いやすくなりました
最初は「NISA口座」を優先させて投資をしていきましょう。
④ どの株を買えばいい?銘柄選びのポイント
株式投資では「どの会社の株を買うか」が最も重要です。
以下のような視点を持つと、失敗しにくくなります。
- 知っている会社、好きな企業から始める
- 業績(売上や利益)が安定しているか
- 配当金が出ているか、増配傾向か
- 株価が割高すぎないか(PER・PBRなどの指標)
「有名だから」「なんとなく上がりそう」という理由で買うと失敗しやすいので要注意。
まずはシンプルな基準から少しずつ知識を増やしていきましょう。
⑤ いくらから買えるの?「資金」と「買い方」の基本
株を買うには、どれくらいの資金が必要でしょうか?
多くの日本株は「100株単位」での購入が基本です。
たとえば、株価が1,000円の企業の株を買う場合
→ 1,000円 × 100株 = 10万円
ただし、最近では1株から買える「単元未満株(S株・ミニ株)」や、楽天証券・SBI証券などの少額投資サービスもあり、数千円から始めることも可能です。
「最初は少額から始めて、慣れてきたら増やす」スタイルがおすすめです。
【まとめ】株式投資は“知識が武器”!最低限を知れば怖くない
初めて株を買うのは、誰でも不安なもの。
でも、基本を押さえておくだけで、リスクはぐっと減らせます。
- 株は企業の一部を所有するもの
- 株価は常に変動するが、長期視点が大切
- 口座や税金の仕組みを知ることで、安心して始められる
- 銘柄選びは「知っている」「好き」からでもOK
- 少額でもスタートできる
最初の一歩が不安なら、まずはNISA口座の開設や証券会社の情報収集から始めてみましょう。
「知ってから買う」ことで、投資が楽しく、前向きな学びになりますよ。
