MENU

 絶対やってみて!心の安定と子どもを[読書好き]にする子育て 幼児期 

目次

子どもに「本を読む習慣」をつけてほしいあなたへ

今の時代、スマホやタブレットは大人も子どもも当たり前のように使いこなしています。調べ物も読書も、画面の中で完結する便利な時代です。

でも一方で、「やっぱり子どもには本に親しんでほしい」と願う保護者の方も多いのではないでしょうか?
紙の本をめくり、物語の世界に没頭したり、じっくり考えながら読み進める――そういった体験は、デジタルではなかなか得がたいものです。

とはいえ、本は重くてかさばり、持ち運びには不便。スマホのような手軽さはなく、「本はちょっと古臭い」と感じる子どももいるかもしれません。
こうした“本離れ”の背景には、現代ならではの生活スタイルやツールの変化も大きく影響しています。

では、そんな今だからこそ、どうすれば子どもが本に親しめるようになるのでしょうか?

本には、デジタルでは味わえない魅力がある

確かに、本はスマホやタブレットと比べると不便かもしれません。ですが、ページを一枚一枚めくるあの感覚には、特別な味わいがあります
自分で好きな本を選び、ワクワクしながら持ち運び、好きなときに好きな場所で読む——そんな贅沢な時間を、今の子どもたちにもぜひ味わってほしいと感じます。

本には、単なる知識だけではない、心を育てる力があります。
とくに絵本には、次のような大きな力が詰まっています。

  • 感情を育てる
  • 想像力を広げる
  • 言葉の豊かさを身につける
  • 他者の気持ちに寄り添う力が芽生える

これは、教育現場にいた私自身が日々の中で強く実感したことでもあります。
また、我が子を育てる中でも、「本を通して育まれる力」は、まさに子どもにとって一生の財産になると感じました。

読み聞かせの時間は、子どもにとっての「安心の時間」

幼児期における読書の原点は、やはりお母さんの膝の上での読み聞かせではないでしょうか。

子どもは、お母さんのぬくもりに包まれながら、優しい声に耳を傾けます。
このひとときは、子どもにとって何よりも安心できる、心が満たされる時間
この「安心感」が、やがて愛着の形成へとつながり、子どもの心の成長を支えてくれるのです。

もちろん、お父さんやおじいちゃん、おばあちゃんの読み聞かせでも同じように、大人と子どもの信頼関係が深まり、豊かな時間が生まれます

繰り返しが、言葉の力を育てる

絵本には、同じ言葉を何度も繰り返すものが多くあります。
これは単なるリズムや遊びではなく、言葉を覚えるための大切な仕組みです。

子どもは、繰り返し耳にすることで少しずつ言葉を吸収し、
やがて「聞いたことのある言葉」から「自分の言葉」へと変化していきます。

たとえ大人から見れば簡単で幼い内容に感じる絵本でも、子どもにとっては言葉の宝箱
繰り返し読むことで、語彙が増え、表現力が育ち、やがて自分の思いや気持ちを言葉で伝える力にもつながっていくのです。

図書館は、最高の「読書の入り口」

本に親しむために、とてもコスパが良くて頼りになる場所があります。
それは——図書館です。

お近くに図書館がある方は、ぜひ一度足を運んでみてください。
利用しないのは本当にもったいないくらい、図書館にはたくさんの本との出会いが待っています。

児童書や絵本はもちろん、図鑑、物語、昔話、さらには育児や教育に関する書籍まで、あらゆる分野の本がそろっていて、しかもすべて無料で借りられます
静かな環境で、ゆっくりと本を手に取って楽しめるのも魅力です。


図書館イベントも活用しよう

多くの図書館では、定期的に読み聞かせイベントを開催していることがあります。
地域のボランティアや図書館スタッフによる絵本の読み聞かせは、子どもにとって楽しい本との出会いの場になります。

こうしたイベント情報は、図書館のホームページや館内掲示でチェックできますので、ぜひお近くの図書館に確認してみてください。


図書館司書さんは、本のプロ!

図書館には、図書館司書と呼ばれる専門スタッフが常駐しています。
本の貸し出しだけでなく、「どんな本が子どもに合っているかわからない」といった相談にも親身になって対応してくれる頼もしい存在です。

たとえば、

  • 年齢に合った絵本の選び方
  • 興味を持ちそうなジャンルの本の提案
  • 調べものに役立つ資料の探し方

など、いろいろと助けてもらえます


図書館を親子の習慣に

絵本は何冊でも借りられますから、気軽にたくさん読めるのも嬉しいポイント。
ぜひ図書館を、**親子で定期的に訪れる「読書習慣の場」にしてみてください。
図書館で過ごす時間が、きっとお子さんにとっても大切な思い出になります。


図書館には必ず図書館司書がいらっしゃいます。本の貸し出しはもちろんですが、専門性をお持ちですので、本選びの相談や本を探すのを手伝ってくださいます。絵本なども借りることができますので、どんどん借りて大切な子どもに読み聞かせをしてくださいね。

テレビよりも本が身近になる環境づくり

現代の子どもたちにとって、テレビやスマホはとても身近な存在です。
その一方で、「本をもっと身近に感じてほしい」と願う親御さんも多いのではないでしょうか。

そんなときにおすすめなのが、子どもの目につきやすい場所に図鑑や絵本を置く工夫です。

たとえばリビング。
日常生活の中で最も長く過ごす場所に、子どもが興味を持ちそうな本を並べてみましょう。
お気に入りの図鑑や絵本を、テレビの横やソファの近く、本棚ではなくカゴや低いラックに入れておくだけでも効果的です。

かつて「リビング学習」が注目されたように、親の目が届く場所で本に親しむ環境は、子どもの自然な学びにもつながります。


「自分で選んで読む」習慣づくり

子どもが成長し、少しずつ文字や絵に興味を持ち始めると、
やがて自分から本を手に取って読むようになります

そのときのためにも、「本は大切に扱うもの」という約束事を伝えておくことが大切です。

  • 本を読む前には、手をきれいにする
  • 読み終わったら、元の場所に戻す
  • 本を投げたり、破ったりしない

こうした本との丁寧な付き合い方を幼いうちから身につけることで、
読書が習慣となり、やがて自分の興味を深める力へとつながっていきます

寝る前の読み聞かせは、親子のかけがえのない時間

わが家では、**幼児期の毎晩の習慣として「寝る前の読み聞かせ」**を行っていました。
子どもにとってこの時間は、一日の締めくくりとしてとても楽しみなひとときだったようです。

やがて文字が読めるようになると、
今度は子どもが**「私に読んでくれる」**ように。
読めるようになった喜びがあふれていて、思わず笑顔がこぼれるような時間でした😆



「明日はこれを読んでね!」リクエストが楽しみに

少しずつお気に入りの本ができてくると、
「明日は〇〇を読んで」と子どもからリクエストが来るようになりました。

同じ本でも、何度読んでも飽きないようで、
中には暗記するほど繰り返し読んだ絵本もありました。
お気に入りの世界に何度も触れる安心感が、子どもにとって心地よかったのかもしれません。


読み聞かせがもたらす効果はたくさん

読み聞かせは、単に本を読むだけでなく、

  • 親子のスキンシップ
  • 子どもの情緒の安定
  • 安心して眠りにつける環境づくり
  • 言葉の発達や想像力の育成

など、さまざまな効果が期待できます。

特に寝る前の時間は、親子ともに気持ちが落ち着きやすく、
お互いの心に残る“思い出の習慣”になっていきます。


まとめ 読み聞かせは、子どもの心を育てる最高の贈り物

現代ではスマホやタブレットが主流となり、子どもたちの生活から「本」が遠ざかってしまっている現状があります。ですが、絵本の読み聞かせには、今の時代だからこそ大切にしたい価値が詰まっています。

幼児期には、お母さん(または家族)の膝の上で、温もりを感じながら絵本を読むことが、子どもにとって安心感と愛着形成につながります。繰り返し読まれる言葉からは、自然と語彙が増え、言葉の力・感情の育ちが培われます。

寝る前の読み聞かせは、親子の心をつなぎ、情緒を落ち着かせ、心に残る習慣となります。お気に入りの本を何度もリクエストし、やがて自分で読んでくれるようになる。その成長の瞬間に立ち会えるのも、読み聞かせの喜びです。

また、図書館を活用すれば、コストをかけずにたくさんの本と出会うことができます。図書館司書さんのアドバイスも、心強い味方です。絵本をリビングや手に届きやすい場所に置いておくことで、日常の中に自然と本が入り込みます。


本との出会いは、親が作ることができます。

子どもが「本好き」になるかどうかは、日々の小さな積み重ねが大切です。
絵本を通して、親子の時間を過ごし、豊かな言葉と心を育てていきましょう。

これからも、教育現場での経験や子育ての実体験をもとに、
読み聞かせのコツやおすすめの絵本なども発信していこうと思います。
ぜひ、あなたのご家庭でも今日から絵本のある時間を始めてみてください。



ひとこと

どんなに忙しくても、子供の小さい期間はあっという間。今しかない貴重な時間を大切に。

子どもは親の姿を見て育ちます。親が読書をすれば、自ずと子どもも自分から読み始めます。

一緒に読書タイムを作って家族全員で本に親しめたらいいですね。

子供のためにできることを頑張りましょう。


上の写真の絵本は私も子供に何回も読み聞かせしたおすすめの本です。
赤ちゃんの頃から大好きだったようです。書店でもネットでも買えて便利になりました。

  • URLをコピーしました!
目次