「おこづかいを渡してみたけど、すぐに使い切ってしまった…」
「また似たようなおもちゃを買ってるけど、それ本当に必要?」
こんなふうに、子どものお金の使い方に悩んだことはありませんか?
でも実は、その“使い方”こそが、子どもにとっての大事な学びの場になります。
お金は「使って終わり」ではなく、「どう使うか」が大切。
今回は、わが家で実践している親子で学ぶ“お金の使い方”についてご紹介します。
失敗も成功も、すべてが子どもにとって価値ある経験になりますよ。

① 無駄づかい?いい買い物?その違いって?
子どもが買い物をしたあと、「ああ、無駄だったなぁ…」とがっかりすることってありますよね。
でもそれ、値段が高かったから無駄だったのでしょうか?
実はそうとは限りません。
「無駄づかい」とは、本人が納得していなかったり、満足感がない買い物のこと。
逆に、「買ってよかった!」と思えるものは、たとえ安くても高くても“いい買い物”です。
② わが家のちょっとした工夫
我が家では、お金の使い方を自然と学べるようにいくつか工夫しています。
- 「欲しいものリスト」を作る
→ 本当に欲しいか、一度寝かせて考えるクセがつきます。 - 買ってすぐ使う前に「なぜ買ったのか」を話す
→ 子どもなりの理由があることに気づけて、親も勉強になります。 - 「買ってよかった」「後悔した」を一緒に話す時間をつくる
→ 良い買い物体験は自信に、後悔は次へのヒントに。

③ 無駄づかいも大切な学び
たとえ無駄だったとしても、それは決して“失敗”ではありません。
むしろ、自分で買ってみたからこそ感じる「うーん、いらなかったな…」の気持ち。
その経験を重ねることで、子どもは“価値あるもの”を自分で見つけられるようになっていきます。
私はつい先回りして「いらないんじゃない?それに似たようなもの持っていたよね・・」と言ってしまいます。「しまった!」と後悔してしまいます。失敗か良かったかは子供自身が決めるものであり、親の価値観で決めるものではないということが私自身に必要だと常々感じています。
親が先回りして口を出しすぎないことも、意外と大切です。

④ お金を使う=選択する力
お金を使うという行動は、「自分で選ぶ」ことの連続です。
限られた中で、どれを選ぶか、なぜそれを選ぶか。
これはまさに、人生そのもの。
“我慢させる”ことよりも、“納得して選ばせる”ことが、将来きっと役に立つと思っています。
✅ まとめ|親子で「価値」を育てよう
お金の使い方に正解はありません。
けれど、その使い方をどう振り返り、どう感じるかには、大きな学びがあります。
親も一緒に迷いながら、「買ってよかったね」「これはどうだった?」と会話する時間こそが、
何よりの金銭教育かもしれません。
無駄づかいもいい買い物も、すべては子ども自身の「価値観」を育てていくステップ。
親子で一緒に“選ぶ力”を育てていきましょう。
📕お金の本 紹介したい本
- 『おにのこにこちゃんかーして!ぶんすかぶん』
- 『おこづかいの基本』(八木陽子)
- 『こどもに伝えたい お金の話』