ぼくは大根をよく食べるからおばあちゃんがたくさん家で育てているよ。
いいなー。でも毎年タネ(種)から育てているの?
そうだよ。種は毎年自分の家で育てた大根から取っているから、買わなくて済むんだよ。
ぜひ詳しく聞きたいな!
これから詳しく説明するね!
大根の種を買わないで済むように、来年のために種を残そう!種の取り方と保存の仕方を解説しようと思った
大根はトウが立って、花が咲けば、たくさんの種を付けてくれます。鞘(サヤ)の中には、5,6コの種が入っています。しかし、鞘は小さく、種も1mm程度なので、豆類のように鞘を一つ一つ剝いていては時間と、労力がかかりすぎます。そこで、比較的簡単に大根の種を取る方法を試してみました。
方法
2-1.準備するもの
- 乾燥した大根の鞘
- 金ザル
- 木材の切れ端
- 大きめの皿
2-2.種取りのやり方
1.大根に花を咲かせる
まず、種を実らせるために、花を咲かせます。これは簡単で、大根を引き抜かずにそのままにしてトウをたたせてほっておけばよいです。
2.種を成熟させる
花が咲いて、しばらくすると、実がなります。大根は、アブラナ科の植物なので、アブラナのように、細長い鞘をたくさんつけます。この状態で、鞘の実が大きくなるまで、そのまま放置します。鞘の中に身が入っているのを確認して、大根を根ごと土から引き抜きます。
引き抜いたあとは、大根自身の栄養で実が成熟していきますので、また放置し、鞘と茎がパリパリに乾燥するまで待ちます。十分乾燥すれば、種を採取しても良いです。
3.種と鞘を分離する.
乾燥した鞘や茎は軽く手で揉めば、パラパラ落ちますので、それらを集めます。落ちない鞘は、手でちぎります。
4.種を採取する
次に、鞘と種の分離です。まず、金ザルに(3)で集めた鞘を入れ、木材の切れ端(手に収まるくらいの木切れ)で押しつぶすように混ぜます。
大根の種は、非常に硬いので、木切れで押し付けたくらいでは割れません。
木切れを回すように押しつぶします。
ザルを揺すったのち、上部の鞘の殻を別の入れ物に入れます。
殻を大部分別の入れ物に写したら、ザルの底に種が溜まっているので、大きめの皿に移します。
皿を揺すりながら、息をフッと吹きかけ残った殻を吹き飛ばします。
この作業を3,4回繰り返せば、割と簡単に大根の種が採取できます。
結果
2.
2.の方法で、2本の大根から約25ml(24g袋含む)の種を採取できました。
袋に入れて、冷暗所で保管し、10月くらいに種まきの予定です。
まとめ
大根の種を採取しました。乾燥させて、鞘をとり、押しつぶすようにして種をとると割とうまくいきました(約25ml採取)。通常、市販せれている大根の種は、だいたい8mlくらいのようなので、3袋分といったところでしょうか。家庭菜園用には十分な量が採取できました。
皆さんもぜひ
みなさんもぜひ試してみてね!