高配当=お得、は本当?私の体験から感じたこと
「持っているだけでお金がもらえる」
そんな言葉に惹かれて、私が高配当株に興味を持ったのは数年前。
実際に配当金を受け取ったときは、とても嬉しかったです。
「何もしなくても収入がある」──この感覚は、一度味わうとクセになります。
でも、良いことばかりではありませんでした。
利回りの高さだけに飛びついて、減配や株価下落で冷や汗をかいたことも。
そこで今回は、高配当株のメリット・デメリットを、実体験も交えて分かりやすくお伝えします。

① そもそも高配当株とは?基準としくみ
高配当株とは、株価に対して配当金の割合(配当利回り)が高い銘柄のこと。
一般的に配当利回りが3〜5%以上の銘柄が「高配当株」と呼ばれます。
計算式はシンプル:
配当利回り(%)= 年間配当金 ÷ 株価 × 100
たとえば、ある企業の株価が100,000円で、年間配当金が5,000円なら
→ 配当利回りは5%になります。
つまり、**銀行預金の利息よりはるかに高い“利回り”**が得られる可能性があるわけです。
② 高配当株のメリット3つ
1. 💴 安定したインカムゲイン(配当収入)
定期的に現金がもらえるのはやはり魅力です。
私は半年ごとに配当通知が届くたび、「自分でお金を生み出してる!」と嬉しくなります。
2. 📉 株価下落時でも配当があれば精神的に支えになる
値下がりしても「配当があるから保有を続けられる」と思えるのは強みです。
長期投資との相性も抜群です。
3. 🧘♀️ 売らずに保有し続けやすい
キャピタルゲイン(値上がり益)を狙う株より、落ち着いて保有しやすいのもメリット。
老後資金や生活の補填にも向いています。
③ でも注意!高配当株のデメリットやリスク
高配当株には裏の顔もあります。実際に経験して痛感した注意点を紹介します。
1. 🚨 株価が下がりやすい銘柄もある
「利回りが高い=割安」ではなく、業績が悪くて売られているから株価が低いだけのことも。
表面上の数字だけで飛びつくと痛い目に遭います。
2. 🪓 減配・無配のリスク
高配当企業でも、業績が悪化すれば配当金が減らされたりゼロになることも。
安定していると思っていた企業が突然の減配…という例も。
3. ⛔ 成長性に乏しい企業もある
高配当=成熟企業が多く、今後の株価上昇はあまり期待できないケースも。
資産を大きく増やしたい人には物足りなさを感じるかもしれません。

④ 私の実体験:得した株・ヒヤッとした株
◎ 成功体験
商社投資して、安定配当+数年での増配が続いた銘柄。
景気に左右されにくく、安心感がありました。今100株が分割したり、2倍近くの含み益になっているものもあります。
△ 失敗体験
逆に利回り6%超えに惹かれて買った株。
数カ月後に減配&株価も急落し、配当金で得た以上の損失に…。また無配になった株もあります。
→ 利回りの高さだけで選んだことを後悔しました。
⑤ 高配当株を買う前にチェックすべきポイント
購入前にぜひチェックしたいのは、以下のような情報です:
- ✅ 配当性向(利益の何%を配当に回しているか)
→ 80%以上だと「無理して配当を出してる」可能性も - ✅ 増配・減配の過去実績(安定感をチェック)
- ✅ 業種特性と景気への影響(ディフェンシブ業種か?)
- ✅ 財務の健全性(自己資本比率、借金の少なさなど)
- ✅ 株価の割安感(PER・PBRを見てみよう
「配当が魅力でも、企業そのものに魅力がなければ危険」
これは私の実体験からの教訓です。
まとめ 高配当株は“得”にも“損”にもなる。見極めが大事!
高配当株は、
✔ 配当という“現金収入”が得られる
✔ 長期投資・安定志向の方に向いている
✔ 心理的にも「続けやすい投資」です。
でも、利回りの数字だけに惹かれてしまうとリスクが高まるのも事実。
大切なのは、「この会社なら安心して配当を受け取り続けられる」と思えるかどうか。
企業の中身をじっくり見て、信頼できる高配当株に投資していきましょう。
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📘「もっと基本を知ってから始めたい方へ」
→ 株を買う前に知っておきたい5つの基本
投資初心者がまず知るべき“超入門”をまとめた記事です。
💬 あなたの投資スタイルに合った選び方を
配当金でゆとりを得たいのか、値上がり益も狙いたいのか──
目的をはっきりさせることで、株選びはもっと楽になります。
無理なく、自分らしいスタイルで投資を楽しんでいきましょう。